高中生的学校适应和社会文化背景——着眼与学校层次的多样化
吉田和久
摘 要:本文利用2003年经合组织调查的“学生学业水平测试(PISA)”,分析讨论日本高中生的学校适应性。通过调查以学生的学校适应性为目标的学生的学校归属意识和迟到次数,运用分层线性模型分析学校水平以及学生水平对学生的适应性有怎样的影响。
关键词:学校适应;归属意识;迟到次数
总 结:1、虽然出身阶层由于个人水平、学校水平以及两者的从属变量略有不同,但是仍然影响学生的适应性。
2、由于学校水平不同,学生的意识和行动都有所差异,排名靠前学校的学生归属意识较强,迟到次数较少。
3、学习能力和学习期待越低的学生,越容易出现不适应的状况。
4、排名考前的学校对学校所处位置不满较小,但是对于由学校的竞争环境所引起的疏远感正在增强。
5、学校层次的多元化会对学校适应产生负面影响。
高校生の学校適応と社会文化的背景—学校の階層多様性に着目して
吉田和久
本稿は OECD「生徒の学習到達度調査(PISA)」の2003年調査を用いて,日本の高校生の学校適応を検討した。生徒の学校適応の指標として学校帰属意識と遅刻回数を取り上げ,学校レベルおよび生徒レベルの特徴が適応にどのような影響を与えているのかを階層線形モデルにより分析した。主な結果は次の通りである。第1に,出身階層は個人レベル/学校レベルおよび2つの従属変数で若干異なるものの,生徒の学校適応に影響している。第2に,学校ランクによって生徒の意識や行動が異なり,上位ランク校の生徒は帰属意識が強く遅刻回数も少ない。第3に,学校内で学力や教育期待の相対的位置が低ければ,不適応を起こしやすい。第4に,学校内の相対的位置から生じる不満は,ランクや平均的な出身階層が高い学校で生じる傾向が強い。つまり,上位ランク校では学校の位置それ自体による不満は小さいが,学校内の競争的環境により疎外感を強める傾向にある。第5に,学校の出身階層多様性は学校適応に負の影響を与えている。家庭背景を軸に高校生の生活構造や意識,態度に大きな違いが生じ,それに沿ってインフォーマル集団が形成されているとすれば,異なった背景を持つ生徒同士のやり取りは限定され相互不信につながる。以上の結果は,生徒の日常的な不満や疎外感が学校内外の要因によって重層的に構成されており,ここに出身階層が大きく関与していることを示している。
出处:《教育社会学研究》2012年第90集